2008年 11月 03日
富士チャレンジ 2008 |
今年もやってきました秋の祭典・富士チャレ。
昨年は整備不良によるメカトラでリアの変速ワイヤーが切れてトップ固定、フロントのみハイ・ロー2段切り替えというママチャリ並みのレトロ仕様になってしまい(ちなみにタイムは6時間08分・・・)、非常に往生した苦行から早一年。
今年こそは5時間半切りを目指してガンバロー!ということで意気込んで前日は7時過ぎに就寝するも結局いつものように3時間ほどしか眠れず午前2時半過ぎに家出。
今年はついに妻がレースデビュー。2年前の富士チャレに応援に来たときに感化されて自転車を購入したものの、3ヶ月後に初ビンディングで練習中にコケて首を捻挫して以来すっかり自転車熱が冷めてしまっていた妻ですが、一念発起して富士チャレ参加を決意、ほとんど練習もしないままのぶっつけ参戦ですがまあなんとかなるでしょう。
てなわけでルーフに2台の自転車を積んだ軽自動車は深夜の東名を時速90km/hで爆走、大井松田インターから246経由で富士スピードウェイ西ゲート前には4時10分頃の到着。
着いてみると、既にゲート前の広場から車が溢れて道に長蛇の列。
昨年まではこの時間ならゲート前広場に入れたのに。年々、みんな早出になってきている模様。こりゃ来年は3時過ぎに着かないと厳しいかな?
車の中で仮眠しているとdatomi氏、Y氏が登場。おはようございます。今日はよろしく!
そうこうしているうちに5時前にゲートオープン、なんとかピット裏の駐車場に停められました。
まずはソロピットの場所を確保せねば、と大急ぎで荷物抱えてピットに走り最前列をゲット。
更にdatomi氏もそのすぐ後列に陣地を拡大してくれたおかげで十分な広さを確保することができました。
今年も富士山がキレイです。
チームピットの方は毎度の事ながら大勢の人で賑わっています。
チームピットを冷やかしたり計量化にいそしんだりしている間に受付が始まったので早速受付を終了、準備完了。
すぐに試走開始時間になったので着替えてgo。
今年は1コーナーの手前から下りきったあたりまでラインマーカーで車線を分ける線が引いてあります。
安全上の措置だと思うけど、集団で1コーナーに入った場合、アウト側の人がラインマーカーの上に乗って滑ってしまわないかやや心配。
試走を3周してピットに戻り、キッズレースが終わったらいよいよ整列開始!ここで前に並んでおかないとヤバイのでとにかく早く並ばねば!
でも、その前に最後の一滴を搾り出しておかねば!とトイレに行くと私の前に入った人が5分くらい出てこない。
どうやら彼は大迷惑にも中で着替えをしていたようで、おかげで整列に大きく出遅れてしまった。ったくもー。着替えなんかその辺でちょこちょこっとしなさいよ!
コースインしてからスタートまで20分強、開会式セレモニーでコース上で待たされます。
ちょうど日陰部分に並んでしまったので寒い。おかげで再び尿意を催してしまい、チャチャイ氏に自転車預けてトイレへgo。
これだけ搾り出しておけば5時間くらい持つだろー。
で、ついにスタート。
比較的前の方に並べたので号砲から10秒後くらいにスタート出来たものの、1コーナー入り口で既に先頭集団(この時点ではまだ200人以上?)との間に大きな差が出来ている。
ヤバイ。なんとかローリング中に前の方に追いついておかねば!と人込みの中を縫って前に行くもなかなかうまくいかず完全に出遅れ。
まあ最初から先頭集団についていってしまったら自滅することは明白なので自分のペースで淡々と行くことに決め、ひたすらクルクル回します。
今回は、昨年の反省を踏まえ、以下のことを最重要課題として臨みます。
①こまめに補給する(昨年は130km越えたあたりで急激に力が出なくなったので)
②調子に乗ってペースを上げすぎない(昨年は最初ちょっと調子に乗って飛ばしすぎた)
昨年はCCDドリンクに混ぜたクエン酸に胃がやられ、序盤から胃が飲物・食べ物を受け付けなくなってしまった苦い経験があるので今年はクエン酸は封印。
代わりに足攣り対策として「無印良品謹製・種無し干し梅(MADE IN CHINA) ¥105/袋」と最近話題の「エンライテン ¥600/ケース」というローテク伝統食とハイテクケミカルの2本立てを導入。
補給食は、こまめに かつ 簡単に摂れるようにステム固定式ベントーボックスに「スポーツビーンズ 5袋ぶん(推計100個?)」を満載。干し梅もここに入れておきます。
背中のポケットにはザバス・ピットインリキッド2.5本を少量の水で溶いたものを詰めたマヨボトル1本、トップテンを詰めたマヨボトル1本、塩羊羹(マイクロサイズ)5本、カーボショッツ2本、更にオーバースティムスのクープ・ド・フォーとレッドトニックを各一本。
ドリンクは、やや濃い目に作ったCCD(1.5袋/ボトル)を4本用意。2本は自転車に装着、残りはピットに準備。
パン類は結局昨年一個も食べなかった(というか食べる気にならなかった)ので無し。
ちなみにスタート前に摂取したものは、
行きの車中:おにぎり一個、サンドイッチ1袋、クリームパン一個(3時過ぎ)
出走前:トップテン1本、グリコ・エキストラブースター9カプセル。
3周目くらいまではまだ体が温まっていないせいか、心拍が安定せずかなりキツイ。
ようやくやや体が温まってきたところでナカナカいいペースの集団が来たので早速乗車。
いい感じに先頭交代が回っているようで、ダンロップコーナー手前で私の前の人が先頭に。
位置的に、ダンロップコーナー回って上りに入ったところで私が先頭ね、と思いつつコーナーへ。
先頭の彼は元気一杯、一直線にダンロップコーナーへ向かいます。
む?かなり混雑しているコーナーなのに一直線にインベタへ向かって速度緩めず突っ込んで行くぞ。
ちょっとヤバくない?
これは心してコーナリングせねば、と思った瞬間、先頭の彼が見事にズルっと横滑りスリップダウン!
「うお!やったよやっちゃったよ!マジですか?5センチ後を走っている私の立場は?冗談じゃねーよカンベンしてくれよ!」と、恐らく0.1秒くらいの間に考えていました。
とっさの場合って時間が止まって感じるというのは本当ですね。
次の瞬間、かろうじてブレーキングして後輪が一瞬ロックしてドリフト気味になりつつカウンターあてつつ、横転している彼の10センチ横を間一髪すり抜けてセーフ!
おそらくこの間0.2秒くらい?でも自分的には5秒くらいの出来事に感じました。
とっさの場合って時間がゆっくり流れるというのは本当ですね。いい経験しました。
間一髪で事なきを得たものの、舗装の荒いサーキット路面で後輪が完全にロックしてテールスライドしてしまったので、トレッドが薄いチューブラータイヤが心配。
上りきって直線に出てから目視してみるも、とりあえずパンクはしていない模様で一安心。
気を取り直して再び淡々とペース走。
その後は「下りと平坦はガンガン、上りはゆっくりめ」という私の嗜好するペースに合う良い集団に巡りあえず、単独で走る場面が多くなる。
で、単独で下り~平坦と走ってダンロップコーナー手前まで来てふと後ろを見るとズラーっとお客様が連なっているというのが毎回。
で、そんなお客様は上りになるとペースダウンする私を置き去りにガンガン上って行かれる。そんな元気あるなら平坦で先頭交代してよー、と去り行く背中に声にならない声で訴えるも全く意味無し。
いいんだ、こっちははなから200km個人TTのつもりだし!と負け惜しみ。
そんなこんなでひたすらペースを守り、ホームストレートに上がってきたら必ず運動豆かジェルを口に運び、ボトルの水を一口飲むというのをキッチリ意識してやっているとちょうど120kmあたりでボトル2本とピットインリキッドのジェルボトルが空になったのでピットへ入る。
ソロピットでは椅子に座って寛いでいる人がいたりして結構意外。
こっちはとりあえずボトルとジェルボトルを新しいものに交換してピット作業45秒でピットアウト。フェラーリもびっくりの早業だぜ!
ピットロードを走行中、ちょうど妻が出走準備中だったので声かけるも気づかなかった模様。
その後もひたすら淡々と。
昨年はこの辺りでワイヤーが切れて地獄の2段変速仕様で悶絶しながら走っていたことを考えれば今年は極楽のようです。
が、やはり130kmを越えたあたりからジワジワとダメージが広がり始め、徐々に足が回らなくなり始める。
おまけにフトモモあたりに攣りの前兆が出始めたので伝家の宝刀・クープドフォーとエンライテンを立て続けに摂取。更に干し梅の摂取量も増やしたら次第に力が回復してきました。
やはり甘いものだけじゃダメなんですね。
今回、最大の失敗はサイコンの「オートラップ機能」というのを使ってしまったこと。
これは、あらかじめ1周の距離を設定して入力しておくと、その距離毎に勝手にラップタイムをとってくれるというスグレモノ。
で、富士スピードウェイの公式サイトに従って1周4.5kmに設定しておいたのですが、実際には1周の距離はそれよりもかなり短いようで、毎回ラップ計測される地点がどんどんスタート/ゴールラインよりも先になり、仕舞にはダンロップコーナーの手前あたりでラップが切り替わる始末。
なので、今自分がどれくらいのラップで走っているのかが全くわからず大変困りました。
富士はコース幅が広いので、どうしても実際の走行距離と公式コース長との誤差が出るのはやむをえませんね。
群馬とか修善寺とか、ほぼ距離に誤差が出ないコースなら有効に使えるとは思いますが、やはりラップは手動計測がベストですね。押し忘れさえしなければ。
走行中はいろいろな人に声をかけていただきました。
先日の群馬でご一緒したまさるさん(1回ラップされました)、ちゃまさん(3回ラップされました)、箱根でご一緒したナベ2さん、およびフルーブ友軍の皆さん、etc。
長時間の耐久レースでは、走行中の会話はちょうどいい刺激になります。ありがたいことです。
カネシロ編集長の速さは尋常ではありませんでした。タイムは5時間1分だそうで、とてもJCRC-Cクラスのタイムじゃありません。飛び級でSクラスに編入するべきです。
(更に、レース後、まっ暗な夜の道志道を単独で自走で自宅まで帰ったとか・・・バケモノですか?)
先日の日記で約束した「運動豆 キビダンゴ作戦」も5人ほどの方に実行することが出来て何よりでした。
走行中、妻には2度遭遇。
1回目はホームストレートで、2回目はネッツコーナーの辺りで。
とりあえずなんとか無事に、楽しく走れたようで何よりでした。これでまた自転車熱が復活してくれるといいんですが。
そして私自身の200kmTTもようやく大詰め。
残り5周くらいの時、とってもナイスな集団に遭遇。彼らは下りと平地でガンガン、上りはそこそこというまさに私にぴったりのペースで、残り1周時点までとっても楽に速いペースを保つことが出来ました。それまでほとんどずーっと個人TT状態で走ってきた体には「風除け」のありがたさが身に染みました。いやー本当に助かった。
そしていよいよラスト2周。
ナイスな集団もいつのまに解散(多分半数くらいがゴールしてしまった模様)、再び単独で全開走行!オリャー!
メーターの走行距離が196kmを越えてようやくラスト1周。
ホームストレートで必殺レッドトニックを呷り、ヨダレ垂れ流さんばかりの全開走行でダンロップコーナーを駆け抜け、ガシガシ踏み込んで上りを終え、ホームに上がったところで気合一発「どりゃー!」と雄たけびを上げて踏む!踏む!踏む!
ゴール。
は~、終わった終わった。
結局、電光掲示板で確認したタイムは5時間半には程遠い5時間52分。
メカトラに襲われた昨年と15分しか変わらないよ。トホホ。結局これが俺の実力か。。。
とはいえ、とりあえず無事完走出来た。序盤の落車に巻き込まれてDNFにならなかっただけでも良しとするか、などと考えつつ念のためもう1周。
昨年と違って、コースから景色を見たりする余裕ありまくりでゆっくりと9分ほどかけて回り、これにて本日終了。
みなさんご苦労さん!
チップ返却してピットに戻ったら既にdatomi氏、DDT氏、ナベ氏、かっちゃんなどが勢ぞろい。
お疲れさん!
で、常設のパソコンブースへタイムチェックしに行こうと思ったら今年はパソコンは置いてないそうで、代わりにマトリックスパワータグの携帯サイトで見られるとのこと。
早速datomi氏に見てもらうと、5時間45分と出ていた。
え?
5時間52分じゃないの?
ということは・・・レッドトニック注入して全開走行した最後の一周は余分だったの?
またしても昨年同様2周も多く走ってしまった。高いレッドトニック飲んで損した。
逆算すると44周で196kmくらいしか走ってない計算になる。
やっぱり1周4.5kmよりもだいぶ短いよな、このコース。
4.5kmというのは外周の距離かなんかなのだろうか?
ま、何はともあれ52分よりも45分の方が良いのは確かなので良しとします。
5時間半には程遠いことは変わりませんが。トホホ。
やはり練習不足は否めない。群馬100kmでも思ったけど、もっと長距離を強い強度で走り続ける練習が必要だな。がんばろう。
その後はまだ1時間ほど時間の残っているチームピットの方でカメラマンに専念し、めでたくゴールインするチームの皆さんを激写。
旧知(?)の福島(兄)選手と談笑しつつゴールしてきたzero氏。うらまやしいぞ!
なんと我が妻も女子チームNo.3のアンカーを勤めさせていただいたようで、チェッカーフラッグを受けて大いに感激していた模様。ヨカッタヨカッタ。リーダーのテ○ミさん、ご配慮痛み入ります。感謝。
充実の初レースに感激!
*special thanks : MACHIKOさん(撮影)、OGURAさん(旗のセッティング)*
今回、なんと女子スペシャルチーム(妻のチームじゃありません)は7時間女子の部で堂々の優勝!
更に、友軍のすこっとさんも女子ソロ200kmで3位、datomi夫人もあと一歩の4位と大活躍。
うちのチームは完全に女性上位です。がんばれ、男子!(俺もな)
そしてその後はお決まりのチーム毎記念撮影。こちらはソロ出場組(全員ではありません)
更にフルーブ内表彰式などもあり、解散は6時過ぎ。
みんなで篭坂峠手前の「天恵の湯」で汗を流して解散。
私は山中湖畔の「庄屋」というほうとう屋(居酒屋チェーンじゃないですよ)で地鶏ほうとう(これが激ウマ!)を食べ、道志道経由で帰宅。
クネクネの道志道はよかったものの、津久井湖のあたりで道が真っ直ぐになった瞬間から猛烈な睡魔の波状攻撃を受け、大和製缶の前のコンビニで40分ほど爆睡。さらに尾根幹途中のコンビニでも30分ほど爆睡して結局家に着いたのは12時を回っていました。
家で軽くビールなど飲みささやかに祝勝(勝ってないけど)会などして即泥眠。
疲れたけど、とても楽しい一日でした。
来年こそは5時間半切り、目指します!
ちなみに①
家に帰って調べてみたら、リヤタイヤはこんな惨状に。
トレッドが完全にめくれあがって中のケーシングが露出。いやーよくバーストもパンクもせず200km持ってくれたもんだ。さすがだぜ、ビットリア!(まだ1,000km走ってないのに・・泣)
ちなみに②
今回消費した補給食類
・ボトル(CCD 1.5袋/ボトル) x 3本半
・ピットインリキッド 2.5本入りジェルボトル x 2
・トップテン x 2本
・スポーツビーンズ 約60粒(他人への補給分 約10粒)
・干し梅 1袋
・エンライテン 10枚
・塩羊羹(超ミニ) 1個
・レッドトニック 1個
・クープ ド フォー 1個
スポーツビーンズは大成功。こまめにちょこちょこ食べられて美味しいのがgood。
ただし、背中のポケットに入れると確実に熱でくっついて一塊になるので、普通のロードレースでは使えそうにない。
CCD1.5袋を1ボトルに溶かした濃い目のドリンクもなかなか良かった。
昨年は整備不良によるメカトラでリアの変速ワイヤーが切れてトップ固定、フロントのみハイ・ロー2段切り替えというママチャリ並みのレトロ仕様になってしまい(ちなみにタイムは6時間08分・・・)、非常に往生した苦行から早一年。
今年こそは5時間半切りを目指してガンバロー!ということで意気込んで前日は7時過ぎに就寝するも結局いつものように3時間ほどしか眠れず午前2時半過ぎに家出。
今年はついに妻がレースデビュー。2年前の富士チャレに応援に来たときに感化されて自転車を購入したものの、3ヶ月後に初ビンディングで練習中にコケて首を捻挫して以来すっかり自転車熱が冷めてしまっていた妻ですが、一念発起して富士チャレ参加を決意、ほとんど練習もしないままのぶっつけ参戦ですがまあなんとかなるでしょう。
てなわけでルーフに2台の自転車を積んだ軽自動車は深夜の東名を時速90km/hで爆走、大井松田インターから246経由で富士スピードウェイ西ゲート前には4時10分頃の到着。
着いてみると、既にゲート前の広場から車が溢れて道に長蛇の列。
昨年まではこの時間ならゲート前広場に入れたのに。年々、みんな早出になってきている模様。こりゃ来年は3時過ぎに着かないと厳しいかな?
車の中で仮眠しているとdatomi氏、Y氏が登場。おはようございます。今日はよろしく!
そうこうしているうちに5時前にゲートオープン、なんとかピット裏の駐車場に停められました。
まずはソロピットの場所を確保せねば、と大急ぎで荷物抱えてピットに走り最前列をゲット。
更にdatomi氏もそのすぐ後列に陣地を拡大してくれたおかげで十分な広さを確保することができました。
今年も富士山がキレイです。
チームピットの方は毎度の事ながら大勢の人で賑わっています。
チームピットを冷やかしたり計量化にいそしんだりしている間に受付が始まったので早速受付を終了、準備完了。
すぐに試走開始時間になったので着替えてgo。
今年は1コーナーの手前から下りきったあたりまでラインマーカーで車線を分ける線が引いてあります。
安全上の措置だと思うけど、集団で1コーナーに入った場合、アウト側の人がラインマーカーの上に乗って滑ってしまわないかやや心配。
試走を3周してピットに戻り、キッズレースが終わったらいよいよ整列開始!ここで前に並んでおかないとヤバイのでとにかく早く並ばねば!
でも、その前に最後の一滴を搾り出しておかねば!とトイレに行くと私の前に入った人が5分くらい出てこない。
どうやら彼は大迷惑にも中で着替えをしていたようで、おかげで整列に大きく出遅れてしまった。ったくもー。着替えなんかその辺でちょこちょこっとしなさいよ!
コースインしてからスタートまで20分強、開会式セレモニーでコース上で待たされます。
ちょうど日陰部分に並んでしまったので寒い。おかげで再び尿意を催してしまい、チャチャイ氏に自転車預けてトイレへgo。
これだけ搾り出しておけば5時間くらい持つだろー。
で、ついにスタート。
比較的前の方に並べたので号砲から10秒後くらいにスタート出来たものの、1コーナー入り口で既に先頭集団(この時点ではまだ200人以上?)との間に大きな差が出来ている。
ヤバイ。なんとかローリング中に前の方に追いついておかねば!と人込みの中を縫って前に行くもなかなかうまくいかず完全に出遅れ。
まあ最初から先頭集団についていってしまったら自滅することは明白なので自分のペースで淡々と行くことに決め、ひたすらクルクル回します。
今回は、昨年の反省を踏まえ、以下のことを最重要課題として臨みます。
①こまめに補給する(昨年は130km越えたあたりで急激に力が出なくなったので)
②調子に乗ってペースを上げすぎない(昨年は最初ちょっと調子に乗って飛ばしすぎた)
昨年はCCDドリンクに混ぜたクエン酸に胃がやられ、序盤から胃が飲物・食べ物を受け付けなくなってしまった苦い経験があるので今年はクエン酸は封印。
代わりに足攣り対策として「無印良品謹製・種無し干し梅(MADE IN CHINA) ¥105/袋」と最近話題の「エンライテン ¥600/ケース」というローテク伝統食とハイテクケミカルの2本立てを導入。
補給食は、こまめに かつ 簡単に摂れるようにステム固定式ベントーボックスに「スポーツビーンズ 5袋ぶん(推計100個?)」を満載。干し梅もここに入れておきます。
背中のポケットにはザバス・ピットインリキッド2.5本を少量の水で溶いたものを詰めたマヨボトル1本、トップテンを詰めたマヨボトル1本、塩羊羹(マイクロサイズ)5本、カーボショッツ2本、更にオーバースティムスのクープ・ド・フォーとレッドトニックを各一本。
ドリンクは、やや濃い目に作ったCCD(1.5袋/ボトル)を4本用意。2本は自転車に装着、残りはピットに準備。
パン類は結局昨年一個も食べなかった(というか食べる気にならなかった)ので無し。
ちなみにスタート前に摂取したものは、
行きの車中:おにぎり一個、サンドイッチ1袋、クリームパン一個(3時過ぎ)
出走前:トップテン1本、グリコ・エキストラブースター9カプセル。
3周目くらいまではまだ体が温まっていないせいか、心拍が安定せずかなりキツイ。
ようやくやや体が温まってきたところでナカナカいいペースの集団が来たので早速乗車。
いい感じに先頭交代が回っているようで、ダンロップコーナー手前で私の前の人が先頭に。
位置的に、ダンロップコーナー回って上りに入ったところで私が先頭ね、と思いつつコーナーへ。
先頭の彼は元気一杯、一直線にダンロップコーナーへ向かいます。
む?かなり混雑しているコーナーなのに一直線にインベタへ向かって速度緩めず突っ込んで行くぞ。
ちょっとヤバくない?
これは心してコーナリングせねば、と思った瞬間、先頭の彼が見事にズルっと横滑りスリップダウン!
「うお!やったよやっちゃったよ!マジですか?5センチ後を走っている私の立場は?冗談じゃねーよカンベンしてくれよ!」と、恐らく0.1秒くらいの間に考えていました。
とっさの場合って時間が止まって感じるというのは本当ですね。
次の瞬間、かろうじてブレーキングして後輪が一瞬ロックしてドリフト気味になりつつカウンターあてつつ、横転している彼の10センチ横を間一髪すり抜けてセーフ!
おそらくこの間0.2秒くらい?でも自分的には5秒くらいの出来事に感じました。
とっさの場合って時間がゆっくり流れるというのは本当ですね。いい経験しました。
間一髪で事なきを得たものの、舗装の荒いサーキット路面で後輪が完全にロックしてテールスライドしてしまったので、トレッドが薄いチューブラータイヤが心配。
上りきって直線に出てから目視してみるも、とりあえずパンクはしていない模様で一安心。
気を取り直して再び淡々とペース走。
その後は「下りと平坦はガンガン、上りはゆっくりめ」という私の嗜好するペースに合う良い集団に巡りあえず、単独で走る場面が多くなる。
で、単独で下り~平坦と走ってダンロップコーナー手前まで来てふと後ろを見るとズラーっとお客様が連なっているというのが毎回。
で、そんなお客様は上りになるとペースダウンする私を置き去りにガンガン上って行かれる。そんな元気あるなら平坦で先頭交代してよー、と去り行く背中に声にならない声で訴えるも全く意味無し。
いいんだ、こっちははなから200km個人TTのつもりだし!と負け惜しみ。
そんなこんなでひたすらペースを守り、ホームストレートに上がってきたら必ず運動豆かジェルを口に運び、ボトルの水を一口飲むというのをキッチリ意識してやっているとちょうど120kmあたりでボトル2本とピットインリキッドのジェルボトルが空になったのでピットへ入る。
ソロピットでは椅子に座って寛いでいる人がいたりして結構意外。
こっちはとりあえずボトルとジェルボトルを新しいものに交換してピット作業45秒でピットアウト。フェラーリもびっくりの早業だぜ!
ピットロードを走行中、ちょうど妻が出走準備中だったので声かけるも気づかなかった模様。
その後もひたすら淡々と。
昨年はこの辺りでワイヤーが切れて地獄の2段変速仕様で悶絶しながら走っていたことを考えれば今年は極楽のようです。
が、やはり130kmを越えたあたりからジワジワとダメージが広がり始め、徐々に足が回らなくなり始める。
おまけにフトモモあたりに攣りの前兆が出始めたので伝家の宝刀・クープドフォーとエンライテンを立て続けに摂取。更に干し梅の摂取量も増やしたら次第に力が回復してきました。
やはり甘いものだけじゃダメなんですね。
今回、最大の失敗はサイコンの「オートラップ機能」というのを使ってしまったこと。
これは、あらかじめ1周の距離を設定して入力しておくと、その距離毎に勝手にラップタイムをとってくれるというスグレモノ。
で、富士スピードウェイの公式サイトに従って1周4.5kmに設定しておいたのですが、実際には1周の距離はそれよりもかなり短いようで、毎回ラップ計測される地点がどんどんスタート/ゴールラインよりも先になり、仕舞にはダンロップコーナーの手前あたりでラップが切り替わる始末。
なので、今自分がどれくらいのラップで走っているのかが全くわからず大変困りました。
富士はコース幅が広いので、どうしても実際の走行距離と公式コース長との誤差が出るのはやむをえませんね。
群馬とか修善寺とか、ほぼ距離に誤差が出ないコースなら有効に使えるとは思いますが、やはりラップは手動計測がベストですね。押し忘れさえしなければ。
走行中はいろいろな人に声をかけていただきました。
先日の群馬でご一緒したまさるさん(1回ラップされました)、ちゃまさん(3回ラップされました)、箱根でご一緒したナベ2さん、およびフルーブ友軍の皆さん、etc。
長時間の耐久レースでは、走行中の会話はちょうどいい刺激になります。ありがたいことです。
カネシロ編集長の速さは尋常ではありませんでした。タイムは5時間1分だそうで、とてもJCRC-Cクラスのタイムじゃありません。飛び級でSクラスに編入するべきです。
(更に、レース後、まっ暗な夜の道志道を単独で自走で自宅まで帰ったとか・・・バケモノですか?)
先日の日記で約束した「運動豆 キビダンゴ作戦」も5人ほどの方に実行することが出来て何よりでした。
走行中、妻には2度遭遇。
1回目はホームストレートで、2回目はネッツコーナーの辺りで。
とりあえずなんとか無事に、楽しく走れたようで何よりでした。これでまた自転車熱が復活してくれるといいんですが。
そして私自身の200kmTTもようやく大詰め。
残り5周くらいの時、とってもナイスな集団に遭遇。彼らは下りと平地でガンガン、上りはそこそこというまさに私にぴったりのペースで、残り1周時点までとっても楽に速いペースを保つことが出来ました。それまでほとんどずーっと個人TT状態で走ってきた体には「風除け」のありがたさが身に染みました。いやー本当に助かった。
そしていよいよラスト2周。
ナイスな集団もいつのまに解散(多分半数くらいがゴールしてしまった模様)、再び単独で全開走行!オリャー!
メーターの走行距離が196kmを越えてようやくラスト1周。
ホームストレートで必殺レッドトニックを呷り、ヨダレ垂れ流さんばかりの全開走行でダンロップコーナーを駆け抜け、ガシガシ踏み込んで上りを終え、ホームに上がったところで気合一発「どりゃー!」と雄たけびを上げて踏む!踏む!踏む!
ゴール。
は~、終わった終わった。
結局、電光掲示板で確認したタイムは5時間半には程遠い5時間52分。
メカトラに襲われた昨年と15分しか変わらないよ。トホホ。結局これが俺の実力か。。。
とはいえ、とりあえず無事完走出来た。序盤の落車に巻き込まれてDNFにならなかっただけでも良しとするか、などと考えつつ念のためもう1周。
昨年と違って、コースから景色を見たりする余裕ありまくりでゆっくりと9分ほどかけて回り、これにて本日終了。
みなさんご苦労さん!
チップ返却してピットに戻ったら既にdatomi氏、DDT氏、ナベ氏、かっちゃんなどが勢ぞろい。
お疲れさん!
で、常設のパソコンブースへタイムチェックしに行こうと思ったら今年はパソコンは置いてないそうで、代わりにマトリックスパワータグの携帯サイトで見られるとのこと。
早速datomi氏に見てもらうと、5時間45分と出ていた。
え?
5時間52分じゃないの?
ということは・・・レッドトニック注入して全開走行した最後の一周は余分だったの?
またしても昨年同様2周も多く走ってしまった。高いレッドトニック飲んで損した。
逆算すると44周で196kmくらいしか走ってない計算になる。
やっぱり1周4.5kmよりもだいぶ短いよな、このコース。
4.5kmというのは外周の距離かなんかなのだろうか?
ま、何はともあれ52分よりも45分の方が良いのは確かなので良しとします。
5時間半には程遠いことは変わりませんが。トホホ。
やはり練習不足は否めない。群馬100kmでも思ったけど、もっと長距離を強い強度で走り続ける練習が必要だな。がんばろう。
その後はまだ1時間ほど時間の残っているチームピットの方でカメラマンに専念し、めでたくゴールインするチームの皆さんを激写。
旧知(?)の福島(兄)選手と談笑しつつゴールしてきたzero氏。うらまやしいぞ!
なんと我が妻も女子チームNo.3のアンカーを勤めさせていただいたようで、チェッカーフラッグを受けて大いに感激していた模様。ヨカッタヨカッタ。リーダーのテ○ミさん、ご配慮痛み入ります。感謝。
充実の初レースに感激!
*special thanks : MACHIKOさん(撮影)、OGURAさん(旗のセッティング)*
今回、なんと女子スペシャルチーム(妻のチームじゃありません)は7時間女子の部で堂々の優勝!
更に、友軍のすこっとさんも女子ソロ200kmで3位、datomi夫人もあと一歩の4位と大活躍。
うちのチームは完全に女性上位です。がんばれ、男子!(俺もな)
そしてその後はお決まりのチーム毎記念撮影。こちらはソロ出場組(全員ではありません)
更にフルーブ内表彰式などもあり、解散は6時過ぎ。
みんなで篭坂峠手前の「天恵の湯」で汗を流して解散。
私は山中湖畔の「庄屋」というほうとう屋(居酒屋チェーンじゃないですよ)で地鶏ほうとう(これが激ウマ!)を食べ、道志道経由で帰宅。
クネクネの道志道はよかったものの、津久井湖のあたりで道が真っ直ぐになった瞬間から猛烈な睡魔の波状攻撃を受け、大和製缶の前のコンビニで40分ほど爆睡。さらに尾根幹途中のコンビニでも30分ほど爆睡して結局家に着いたのは12時を回っていました。
家で軽くビールなど飲みささやかに祝勝(勝ってないけど)会などして即泥眠。
疲れたけど、とても楽しい一日でした。
来年こそは5時間半切り、目指します!
ちなみに①
家に帰って調べてみたら、リヤタイヤはこんな惨状に。
トレッドが完全にめくれあがって中のケーシングが露出。いやーよくバーストもパンクもせず200km持ってくれたもんだ。さすがだぜ、ビットリア!(まだ1,000km走ってないのに・・泣)
ちなみに②
今回消費した補給食類
・ボトル(CCD 1.5袋/ボトル) x 3本半
・ピットインリキッド 2.5本入りジェルボトル x 2
・トップテン x 2本
・スポーツビーンズ 約60粒(他人への補給分 約10粒)
・干し梅 1袋
・エンライテン 10枚
・塩羊羹(超ミニ) 1個
・レッドトニック 1個
・クープ ド フォー 1個
スポーツビーンズは大成功。こまめにちょこちょこ食べられて美味しいのがgood。
ただし、背中のポケットに入れると確実に熱でくっついて一塊になるので、普通のロードレースでは使えそうにない。
CCD1.5袋を1ボトルに溶かした濃い目のドリンクもなかなか良かった。
by namifujisan
| 2008-11-03 22:14
| 自転車