2008年 06月 21日
バカと刃物は使いよう |
例の秋葉原の事件以来、各方面で「ナイフ規制」の動きが出始めているようです。
個人的には、3割賛成・7割反対、というところでしょうか。
まず、今回の犯人が何本も所持していたという両刃のダガー(剣)ナイフみたいな、殺傷目的以外の使用方法が無いようなものはある程度の規制がなされても仕方ないかな、と思います。
日本刀の登録制度のように、所持するのに許可が必要にするとか。
問題は、使い方さえ誤らなければ便利な道具である普通の片刃のナイフ。
木を削ったり、魚や肉をさばいたり、人類が猿から進化する過程で重要な役割を担った最古の「道具」であるナイフ。
こいつを安全に使いこなす技術を習得する機会を子供から奪ってはならないと思うのです。
最近、やたらと安易に人を刺す事件(特に子供~青年)が目に付きますが、これは最近の教育現場が子供たちから刃物を取り上げてしまっていることに原因の一端がある気がしてなりません。
自分の手や指に切り傷を作り、血を流し、痛い思いをしながら次第に安全な使い方を体で覚えていくのがナイフという道具。
その過程で、刃物で切るというのがどれほど痛く、怖いものであるかを心と体に染み込むように覚えていくのです。
そういう痛みや恐怖が身に染みている人間なら、易々と他人に刃物を向けたりすることは出来ない。
ところが、最近の子供たちはそういう「刃物の怖さ・痛さ」を身をもって経験する機会が奪われてしまっている。
30代くらいの人でも、まともにナイフが使えない人が多いのは、やはり子供の頃から刃物の使い方を学んでこなかったせいなのでしょう。
これは、なんとも不幸なことです。
自分で痛みを経験しなければ他人の痛みを慮ることなど出来ません。
子供にはどんどん刃物(昔あった肥後守みたいなやつ)を使わせ、怪我させ、痛みを経験させ、刃物の正しい使い方と、やってはいけないこと(人に向ける、とか)を体で覚えさせる。
それが本当の教育ではないでしょうか。
危ないからと言って遠ざけているだけでは何も解決しないと思うのですが、どうでしょう。
もちろん、そうやって子供の頃から刃物の怖さを叩き込んでも、大人になってから間違った使い方で人を傷つける輩は出てくることでしょう。
そういう人間は絶対にゼロにはなりませんし、激しい恨みと殺意を抱いて人を刺すような人間は、刃物の怖さを知っていようがいまいが関係なく刺すでしょう。
ただ、なんとなく安易に「ムシャクシャしていた。誰でも良かった。」とか、「人を殺してみたかった。」なんていう理由で人を刺すような人間は減ると思うのです。
あの、刃が自分の指に「スー」っと入ってくるなんとも嫌で怖くて痛い感覚を体験していれば、ゲーム感覚で他人に刃物を向けるなんて絶対にできなくなると思うのですが。
個人的には、3割賛成・7割反対、というところでしょうか。
まず、今回の犯人が何本も所持していたという両刃のダガー(剣)ナイフみたいな、殺傷目的以外の使用方法が無いようなものはある程度の規制がなされても仕方ないかな、と思います。
日本刀の登録制度のように、所持するのに許可が必要にするとか。
問題は、使い方さえ誤らなければ便利な道具である普通の片刃のナイフ。
木を削ったり、魚や肉をさばいたり、人類が猿から進化する過程で重要な役割を担った最古の「道具」であるナイフ。
こいつを安全に使いこなす技術を習得する機会を子供から奪ってはならないと思うのです。
最近、やたらと安易に人を刺す事件(特に子供~青年)が目に付きますが、これは最近の教育現場が子供たちから刃物を取り上げてしまっていることに原因の一端がある気がしてなりません。
自分の手や指に切り傷を作り、血を流し、痛い思いをしながら次第に安全な使い方を体で覚えていくのがナイフという道具。
その過程で、刃物で切るというのがどれほど痛く、怖いものであるかを心と体に染み込むように覚えていくのです。
そういう痛みや恐怖が身に染みている人間なら、易々と他人に刃物を向けたりすることは出来ない。
ところが、最近の子供たちはそういう「刃物の怖さ・痛さ」を身をもって経験する機会が奪われてしまっている。
30代くらいの人でも、まともにナイフが使えない人が多いのは、やはり子供の頃から刃物の使い方を学んでこなかったせいなのでしょう。
これは、なんとも不幸なことです。
自分で痛みを経験しなければ他人の痛みを慮ることなど出来ません。
子供にはどんどん刃物(昔あった肥後守みたいなやつ)を使わせ、怪我させ、痛みを経験させ、刃物の正しい使い方と、やってはいけないこと(人に向ける、とか)を体で覚えさせる。
それが本当の教育ではないでしょうか。
危ないからと言って遠ざけているだけでは何も解決しないと思うのですが、どうでしょう。
もちろん、そうやって子供の頃から刃物の怖さを叩き込んでも、大人になってから間違った使い方で人を傷つける輩は出てくることでしょう。
そういう人間は絶対にゼロにはなりませんし、激しい恨みと殺意を抱いて人を刺すような人間は、刃物の怖さを知っていようがいまいが関係なく刺すでしょう。
ただ、なんとなく安易に「ムシャクシャしていた。誰でも良かった。」とか、「人を殺してみたかった。」なんていう理由で人を刺すような人間は減ると思うのです。
あの、刃が自分の指に「スー」っと入ってくるなんとも嫌で怖くて痛い感覚を体験していれば、ゲーム感覚で他人に刃物を向けるなんて絶対にできなくなると思うのですが。
by namifujisan
| 2008-06-21 09:58
| よしなしごと