2006年 12月 01日
it's 9 o'clock on Thursday |
木曜の夜、9時を少し回った頃、壇上のピアノ・マンは少しおどけながら椅子に座り、鍵盤を静かに叩き始めた。
大方の予想を裏切り、流れてきたメロディは「上を向いて歩こう」。
多分、彼なりの「日本の観客への尊敬と感謝の気持ち」を表現してくれたのだと思うとそれだけで目頭が熱くなってくる。
「ひとりぼっちの 夜」の部分を弾き終えた彼の指は、途切れることなく「あのメロディ」を弾き始めた。
首のホルダーにセットしたブルースハープが搾り出す切ない音色に続いて、若い頃と全く遜色のない、いやむしろ艶と円熟味を増した歌声が静かに流れ出す。
"it's 9 o'clock on Saturday・・・・・・・"
この瞬間、巨大なドーム球場はビール臭い場末のバーと化し、観客はみんなジントニックに舌鼓を打つ老人になった。
隣の客は酔いつぶれたビジネスマンか。客あしらいのうまいウェイトレスはいないのか?
みんなそれぞれいろんな人生を抱えながら、安酒と、壇上のしがないピアノ弾きの音色にひと時の憩いを求めにやってきた。
そして、最後にみんなで声を合わせて合唱する。
「歌っておくれよ ピアノ・マン あんたのメロディに酔いしれて みんな最高にいい気分だぜ」
最高の夜でした。ありがとう、ミスター・ピアノ・マン。
詳細はそのうちにこちらで。
大方の予想を裏切り、流れてきたメロディは「上を向いて歩こう」。
多分、彼なりの「日本の観客への尊敬と感謝の気持ち」を表現してくれたのだと思うとそれだけで目頭が熱くなってくる。
「ひとりぼっちの 夜」の部分を弾き終えた彼の指は、途切れることなく「あのメロディ」を弾き始めた。
首のホルダーにセットしたブルースハープが搾り出す切ない音色に続いて、若い頃と全く遜色のない、いやむしろ艶と円熟味を増した歌声が静かに流れ出す。
"it's 9 o'clock on Saturday・・・・・・・"
この瞬間、巨大なドーム球場はビール臭い場末のバーと化し、観客はみんなジントニックに舌鼓を打つ老人になった。
隣の客は酔いつぶれたビジネスマンか。客あしらいのうまいウェイトレスはいないのか?
みんなそれぞれいろんな人生を抱えながら、安酒と、壇上のしがないピアノ弾きの音色にひと時の憩いを求めにやってきた。
そして、最後にみんなで声を合わせて合唱する。
「歌っておくれよ ピアノ・マン あんたのメロディに酔いしれて みんな最高にいい気分だぜ」
最高の夜でした。ありがとう、ミスター・ピアノ・マン。
詳細はそのうちにこちらで。
by namifujisan
| 2006-12-01 10:37
| MUSIC