2009年 09月 25日
姫路キャノンボール |
王滝から帰ってきた翌日の夜から2泊2日で姫路へ行ってきました。
宿泊はいずれも車中。すなわち高速のSA/PAで。
往路・復路ともにほぼ9時間(休憩・睡眠含まず)の連続ロングドライブ、姫路滞在はわずか6時間というアホみたいなスケジュール。
まあ、観光でもなければ旅行でもない、ちょっとしたヤボ用があったわけです。
ちなみに私の両親はともに先祖代々姫路出身(正確に言うと母親は神崎郡市川町ですが)、私自身も生まれは姫路。
皆さん、これからはボクのことを「白鷺くん」と呼んでください。
21日の夜8時過ぎに家を出て前日・前前日も走った中央道を爆走、途中滋賀県の多賀SAで1時間ほど仮眠をとっただけで未明の名神高速終点西宮ICに到着。
料金は1,750円。千円高速バンザイ。
西宮からは国道2号線を西へ。
神戸から西宮にかけての2号線、43号線には「甘くほろ苦い」青春の思い出が散りばめられているのですが、震災ですっかり様変わりしてしまった沿道には当時の面影はほとんど感じられません。
人っ子一人居ない三宮~元町を通過。
学生時代、ゴチャゴチャと五月蝿くて猥雑な三宮は好きではなかったけど、シックで洗練され落ち着いた雰囲気の元町は好きでした。
西元町の駅を過ぎ、湊川神社の前を右折して大倉山方面へ。
この辺りから始まる元町高架下、通称「モトコー」は私が神戸の都心部で最も好きだった場所。
西元町から三宮まで延々と続くJR高架下の薄暗い商店街は、まるで東南アジアのどこかの街のような怪しく不思議で危険な雰囲気の漂うとっても魅力的な魔窟のようなところでした。
元町から三宮にかけての区間はオシャレな雰囲気の雑貨屋やファッション系の店が軒を連ねますが、西元町から元町駅にかけての区間は本当に怪しく不思議な店ばかりが軒を連ねていた地域。
今でもあの不思議な世界は残っているのでしょうか?
大倉山図書館の前を右折すると、そこには我が青春の味No.1、「神戸もっこすラーメン大倉山本店」があります。
神戸・姫路に来ると避けては通れないこの店。今回も当然のごとく立ち寄りました。
朝6時過ぎですが、店内には既に5人ほどの客がラーメンをすすっています。24時間営業、うれしいね。
で、これが我が青春の味「チャーシューメン」+ライス。
あっさりしたスープにストレートな細麺、「これでもか!」というくらいブチ込まれた大量の薄切りチャーシューの絶妙のハーモニー。
ここに、名物のニラ胡椒を投入するともう涙無くしては食べられない。美味い。美味すぎる。
ゴハンにはサービスのタクアンを大量に載せて食べましょう。
感涙に咽びつつ午前6時のラーメンを完食、車内にニラ臭い息を充満させつつ一路姫路へ。
でもその前に我が青春の街・長田区上池田へ寄り道。
長田と言えば長田神社。
世間では神戸と言えば藤原紀香と陣内が結婚式を挙げた生田神社や湊川神社が有名ですが、歴史や由緒では長田神社の方が遥かに上。
私の住んでいたアパートから長田駅までの通り道にあったこともあり、当時はしょっちゅう立ち寄っていたものです。
恐らく17年ぶりの参拝。懐かしい。懐かしすぎる。
あまりの懐かしさに興が乗り、思わず学生時代に住んでいた家賃9,000円の「○田荘」へ行って見る。
住んでいた当時既に築40年だったので、もう60年近いはずの建物は、震災も潜り抜けていまだに同じ場所に健在でした。
外観。私の部屋は手前の三階の角部屋でした。
屋上直下の共同洗濯スペース。
共同トイレ。
廊下。
ヤク中、アル中、下っ端ヤクザ、貧乏学生などという社会の底辺な人々がひっそりと暮らす魔窟のようなアパートでしたが、屋上からの景色だけは素晴らしかった。
山手幹線からアパートのある路地への入り口。喫茶店も当時のまま。対面のローソンは無くなっていた。
何もかもが当時と寸分違わぬ姿でそこにある。
この空間だけは20世紀から完全に時間が止まっている。
何やらそんなタイムスリップ感に包まれつつ立ち去り、いざ姫路!
の前に。
せっかくなのでちょっと遠回りして学校の近所にある「太山寺」へ。
このお寺のすぐ脇から入るトレイルに授業の合間に毎日のようにオフロードバイクで走りに来ていたあの頃。
夕暮れ時に馬の背のようなところで誤って転落、一人ではバイクを引き上げることも出来ず歩いて帰宅、数日後に仲間2名に助けてもらってようやく引き上げたこともありました。
若い頃って本当にムチャなことばかりやってましたよね。
走った後、この仁王門の脇に腰掛けてよく一緒に「缶入りお汁粉」飲みましたね、K野君。
そんなこんなですっかり思い出にに浸りつつ、ようやく伊川谷辺りから第二神明に乗って姫路へ。
いつのまにやら姫路バイパスが無料化されていてビックリ。
親戚のおじさんのお宅で半日ほど過ごし、いろいろと用事を片付け、3年ぶりにお墓参りもして夕方には帰路に。
そのまま帰るのもなんだし、せっかくなのでライトアップされた姫路城を写真に撮りに行く。
姫路市民の誇り、姫路城は来年から4年ほど平成の大修理に入るため、天守閣がすっぽり建屋で覆われてしまい外部からは見えなくなってしまうそうです。
なので、もしまだ見たことの無い人はぜひ今年中に見に行ってみてください。
建造当時の雰囲気をよく残した稀有な城で、静かで落ち着いていてとても良いですよ。
お城を後にいざ帰路へ。旅の友は山陽百貨の地下で買った「御座候」。
帰路は西宮まで下道を通っていくも、明石のあたりで急激に眠くなり、その後西宮ICに入るまでフラフラ状態を継続。よく事故ら無かったものだ。ラッキー。
西宮ICから入ってすぐ、吹田SAで7時間の仮眠(?)を取った後はすっかりスッキリしてそのまま一気に中央道を爆走して帰還。
朝早かったので渋滞は皆無でこれまたラッキー。
宿泊はいずれも車中。すなわち高速のSA/PAで。
往路・復路ともにほぼ9時間(休憩・睡眠含まず)の連続ロングドライブ、姫路滞在はわずか6時間というアホみたいなスケジュール。
まあ、観光でもなければ旅行でもない、ちょっとしたヤボ用があったわけです。
ちなみに私の両親はともに先祖代々姫路出身(正確に言うと母親は神崎郡市川町ですが)、私自身も生まれは姫路。
皆さん、これからはボクのことを「白鷺くん」と呼んでください。
21日の夜8時過ぎに家を出て前日・前前日も走った中央道を爆走、途中滋賀県の多賀SAで1時間ほど仮眠をとっただけで未明の名神高速終点西宮ICに到着。
料金は1,750円。千円高速バンザイ。
西宮からは国道2号線を西へ。
神戸から西宮にかけての2号線、43号線には「甘くほろ苦い」青春の思い出が散りばめられているのですが、震災ですっかり様変わりしてしまった沿道には当時の面影はほとんど感じられません。
人っ子一人居ない三宮~元町を通過。
学生時代、ゴチャゴチャと五月蝿くて猥雑な三宮は好きではなかったけど、シックで洗練され落ち着いた雰囲気の元町は好きでした。
西元町の駅を過ぎ、湊川神社の前を右折して大倉山方面へ。
この辺りから始まる元町高架下、通称「モトコー」は私が神戸の都心部で最も好きだった場所。
西元町から三宮まで延々と続くJR高架下の薄暗い商店街は、まるで東南アジアのどこかの街のような怪しく不思議で危険な雰囲気の漂うとっても魅力的な魔窟のようなところでした。
元町から三宮にかけての区間はオシャレな雰囲気の雑貨屋やファッション系の店が軒を連ねますが、西元町から元町駅にかけての区間は本当に怪しく不思議な店ばかりが軒を連ねていた地域。
今でもあの不思議な世界は残っているのでしょうか?
大倉山図書館の前を右折すると、そこには我が青春の味No.1、「神戸もっこすラーメン大倉山本店」があります。
神戸・姫路に来ると避けては通れないこの店。今回も当然のごとく立ち寄りました。
朝6時過ぎですが、店内には既に5人ほどの客がラーメンをすすっています。24時間営業、うれしいね。
で、これが我が青春の味「チャーシューメン」+ライス。
あっさりしたスープにストレートな細麺、「これでもか!」というくらいブチ込まれた大量の薄切りチャーシューの絶妙のハーモニー。
ここに、名物のニラ胡椒を投入するともう涙無くしては食べられない。美味い。美味すぎる。
ゴハンにはサービスのタクアンを大量に載せて食べましょう。
感涙に咽びつつ午前6時のラーメンを完食、車内にニラ臭い息を充満させつつ一路姫路へ。
でもその前に我が青春の街・長田区上池田へ寄り道。
長田と言えば長田神社。
世間では神戸と言えば藤原紀香と陣内が結婚式を挙げた生田神社や湊川神社が有名ですが、歴史や由緒では長田神社の方が遥かに上。
私の住んでいたアパートから長田駅までの通り道にあったこともあり、当時はしょっちゅう立ち寄っていたものです。
恐らく17年ぶりの参拝。懐かしい。懐かしすぎる。
あまりの懐かしさに興が乗り、思わず学生時代に住んでいた家賃9,000円の「○田荘」へ行って見る。
住んでいた当時既に築40年だったので、もう60年近いはずの建物は、震災も潜り抜けていまだに同じ場所に健在でした。
外観。私の部屋は手前の三階の角部屋でした。
屋上直下の共同洗濯スペース。
共同トイレ。
廊下。
ヤク中、アル中、下っ端ヤクザ、貧乏学生などという社会の底辺な人々がひっそりと暮らす魔窟のようなアパートでしたが、屋上からの景色だけは素晴らしかった。
山手幹線からアパートのある路地への入り口。喫茶店も当時のまま。対面のローソンは無くなっていた。
何もかもが当時と寸分違わぬ姿でそこにある。
この空間だけは20世紀から完全に時間が止まっている。
何やらそんなタイムスリップ感に包まれつつ立ち去り、いざ姫路!
の前に。
せっかくなのでちょっと遠回りして学校の近所にある「太山寺」へ。
このお寺のすぐ脇から入るトレイルに授業の合間に毎日のようにオフロードバイクで走りに来ていたあの頃。
夕暮れ時に馬の背のようなところで誤って転落、一人ではバイクを引き上げることも出来ず歩いて帰宅、数日後に仲間2名に助けてもらってようやく引き上げたこともありました。
若い頃って本当にムチャなことばかりやってましたよね。
走った後、この仁王門の脇に腰掛けてよく一緒に「缶入りお汁粉」飲みましたね、K野君。
そんなこんなですっかり思い出にに浸りつつ、ようやく伊川谷辺りから第二神明に乗って姫路へ。
いつのまにやら姫路バイパスが無料化されていてビックリ。
親戚のおじさんのお宅で半日ほど過ごし、いろいろと用事を片付け、3年ぶりにお墓参りもして夕方には帰路に。
そのまま帰るのもなんだし、せっかくなのでライトアップされた姫路城を写真に撮りに行く。
姫路市民の誇り、姫路城は来年から4年ほど平成の大修理に入るため、天守閣がすっぽり建屋で覆われてしまい外部からは見えなくなってしまうそうです。
なので、もしまだ見たことの無い人はぜひ今年中に見に行ってみてください。
建造当時の雰囲気をよく残した稀有な城で、静かで落ち着いていてとても良いですよ。
お城を後にいざ帰路へ。旅の友は山陽百貨の地下で買った「御座候」。
帰路は西宮まで下道を通っていくも、明石のあたりで急激に眠くなり、その後西宮ICに入るまでフラフラ状態を継続。よく事故ら無かったものだ。ラッキー。
西宮ICから入ってすぐ、吹田SAで7時間の仮眠(?)を取った後はすっかりスッキリしてそのまま一気に中央道を爆走して帰還。
朝早かったので渋滞は皆無でこれまたラッキー。
by namifujisan
| 2009-09-25 02:02
| 旅