2009年 06月 22日
蛍 |
土曜日、昨年に引き続き都内某所へ蛍狩り(と言っても本当に狩るわけじゃないですよ)に行ってきました。
東京都内にも天然の源氏蛍が見られるところがまだ残っているって素晴らしいですね。
5時半過ぎと、かなり早めに着いてしまったので昨年と同じくこちらのお寺を見学。
お寺自体はどこにでもある田舎の小さな寺という趣ながら、鮮やかで繊細な観音堂の彫刻が素晴らしい。
江戸時代後期の作だそうで、地獄の責め苦が下段、極楽浄土が上段に対照的に描かれています。
山門の天井にはこれまた味わい深い竜の墨絵。
このお寺には国の重要文化財に指定されている仏像があるそうなので、今度早い時間に見にきてみたいものです。
お寺を後に蛍の出る谷戸へ。
この辺りは里山保全地区になっていて、昔ながらの水田風景が人工的に保全されています。
今でも田舎の方へ行けばこんな風景はそこら辺に転がっていますが、東京都内では人工的にがんばらないと存在出来ないんですな。
18時を過ぎてもまだまだ陽は高いので、谷戸内を散策。
昨年はちょうど桑の実がそこらじゅうに成っていたり、小川に芹がたくさん生えたりしていましたが今年は全く無し。
去年よりも若干時期が遅い感じ。
暦上ではほぼ同じ時期なので、今年の方が去年よりも暖かくなるのが早かったということか。
昨年、山裾の道を悠々と歩いていくキツネを見たのもこの場所。
今年もちょっと期待していましたが、さすがにそんな都合よく出てきてくれるわけもなく。
代わりに何故かヨロヨロと陸地を歩いていた彼を撮影。
そうこうしているうちにようやく辺りを闇が包み込み、いつのまにやら集まってきた10人ちょっとの皆さん(昨年よりはだいぶ少なめ)と息を潜めていると、20時少し前についに出現。
最初は1~2匹が遠くの方でチラホラと見えているだけで、ちょっと光るたびに(昔の)お嬢さんたちが黄色い歓声を上げたりしていましたが、次第に数が増えてそこらじゅうで光り出すともう誰も動揺する人はいなくなります。
蛍が飛んでて当たり前、という感じで感覚が麻痺してくるのでしょうか。不思議なものです。
私のカメラ(ニコンD50)に開放F値2.0の単焦点レンズではこの写真が限界です。
もっと高級な機種で開放F値1.0くらいのレンズで撮ればきれいに撮れるんですかね?
草叢で休んでいた蛍(これは源氏ではなく平家ですが)。
20時前から約30分ほどで蛍の競演は終息。
地元の人によれば「今日は少ない」ということらしいのでうが、それでも10数匹の蛍が乱舞する様子はやはり幻想的に美しい光景で大いに満足。
また来年もぜひ来たいところです。
それにしても、懐中電灯を点けっぱなしの人とか、蛍を捕まえてしまう人とか、マナーを守れない不心得物が居るのは悲しいことですな。
東京都内にも天然の源氏蛍が見られるところがまだ残っているって素晴らしいですね。
5時半過ぎと、かなり早めに着いてしまったので昨年と同じくこちらのお寺を見学。
お寺自体はどこにでもある田舎の小さな寺という趣ながら、鮮やかで繊細な観音堂の彫刻が素晴らしい。
江戸時代後期の作だそうで、地獄の責め苦が下段、極楽浄土が上段に対照的に描かれています。
山門の天井にはこれまた味わい深い竜の墨絵。
このお寺には国の重要文化財に指定されている仏像があるそうなので、今度早い時間に見にきてみたいものです。
お寺を後に蛍の出る谷戸へ。
この辺りは里山保全地区になっていて、昔ながらの水田風景が人工的に保全されています。
今でも田舎の方へ行けばこんな風景はそこら辺に転がっていますが、東京都内では人工的にがんばらないと存在出来ないんですな。
18時を過ぎてもまだまだ陽は高いので、谷戸内を散策。
昨年はちょうど桑の実がそこらじゅうに成っていたり、小川に芹がたくさん生えたりしていましたが今年は全く無し。
去年よりも若干時期が遅い感じ。
暦上ではほぼ同じ時期なので、今年の方が去年よりも暖かくなるのが早かったということか。
昨年、山裾の道を悠々と歩いていくキツネを見たのもこの場所。
今年もちょっと期待していましたが、さすがにそんな都合よく出てきてくれるわけもなく。
代わりに何故かヨロヨロと陸地を歩いていた彼を撮影。
そうこうしているうちにようやく辺りを闇が包み込み、いつのまにやら集まってきた10人ちょっとの皆さん(昨年よりはだいぶ少なめ)と息を潜めていると、20時少し前についに出現。
最初は1~2匹が遠くの方でチラホラと見えているだけで、ちょっと光るたびに(昔の)お嬢さんたちが黄色い歓声を上げたりしていましたが、次第に数が増えてそこらじゅうで光り出すともう誰も動揺する人はいなくなります。
蛍が飛んでて当たり前、という感じで感覚が麻痺してくるのでしょうか。不思議なものです。
私のカメラ(ニコンD50)に開放F値2.0の単焦点レンズではこの写真が限界です。
もっと高級な機種で開放F値1.0くらいのレンズで撮ればきれいに撮れるんですかね?
草叢で休んでいた蛍(これは源氏ではなく平家ですが)。
20時前から約30分ほどで蛍の競演は終息。
地元の人によれば「今日は少ない」ということらしいのでうが、それでも10数匹の蛍が乱舞する様子はやはり幻想的に美しい光景で大いに満足。
また来年もぜひ来たいところです。
それにしても、懐中電灯を点けっぱなしの人とか、蛍を捕まえてしまう人とか、マナーを守れない不心得物が居るのは悲しいことですな。
by namifujisan
| 2009-06-22 09:39
| 花鳥風月