2008年 11月 28日
和田峠・田和峠・鶴峠・柳沢峠 |
に行って来ました。
車で。
11月24日(月)、祝日。
前日の西伊豆山岳ツアーの影響で眠くて仕方ない中、毎年恒例の「小菅村へ美味しい牛蒡を買いに行こうツアー」を挙行。
先週のテツレンの時に「来週は鶴峠へゴボウを買いにいく」と言うとみなさん「なんでわざわざそんな遠くまでゴボウなんか買いに?」みたいな反応でしたが、美味しいゴボウは本当に美味しいんです。万里の波濤を越えても買いに行く価値は十分あるんですよマジで。
朝はゆったりと9時過ぎに出発。
まずは渋滞を避けるべく陣馬街道から和田峠を目指します。
当日はどこの天気予報でも完全無欠の雨予報が出まくっていたせいか、連休最終日にしては甲州街道も陣馬街道も車は少なめ。
サクっと夕焼け小焼けまでたどり着きました。
ちなみにこのちょっと手前まで妻の運転。最近は街中の一般道ならだいぶ安心して横に乗っていられるようになりました。
あとは狭いワインディングと車庫入れ・車庫出しだな。
夕焼け小焼けは駐車場の紅葉がキレイです。
和田峠はさすがに妻の運転では死にそうなので私がチェンジ。
車で走ってみると「よくこんな勾配のところを自転車で登るねアホじゃなかろか」とあらためて思ってしまいます。今回は雨予報のせいか自転車はゼロ。峠のオババの店も、数人のトレッキング風の人が居るだけで閑散としていました。
峠から少し藤野側に下ったところ、小川に架かる橋のたもとにある紅葉。
橋の名前はズバリ「楓橋」だそうです。橋が先に出来て後から楓を植えたのか、はたまたその逆か。
そういえば今年は和田峠に自転車では3回ほど上りましたが、藤野側には一度も下っていなかったかも。
さらに、藤野側から最後に上ったのは多分もう5年くらい前。
たまにはこっちから上ってみたいものです。勾配は八王子側よりもややゆるやかで距離が多少長いので、こっちのほうがヒルクラの練習にはなります。
八王子側は、どっちかというと根性を鍛えるところですね。
しばらくすると藤野駅方面・上野原方面の分岐を過ぎ、甲武トンネルからの道に合流。
甲武トンネル方面はまだ通行止が続いているようです。
棡原の集落を過ぎて少し行ったところでふと道の脇の民家を見ると、サルの群れが屋根やら窓やらを我が物顔で駆け回り、庭の柿の木に上っては柿の実を食べ散らかしています。
農作物なんかも荒らされるんだろうなあ。こりゃ、住民は大変だなあ。
自民党のカンバンを凝視するサル。
そこから少し行ったところにある豆腐屋で極上の豆乳プリンなど買って食しつつ(ここの豆腐、厚揚、ガンモも最高です)、さらにしばらく走ると田和峠。
地図にも載っていないような小さな峠ですが、峠の近くにはこじんまりとしているけれどとても美しい紅葉スポットがあります。
しばし紅葉を楽しんだらいよいよメインイベントの美味しい牛蒡を目指して西原の集落へ。
この西原の農産物販売所で4年ほど前に初めて買った牛蒡の味が忘れられず毎年来ているのです。
スーパーなどで売っているものと比べるとゴツゴツしていて太く、不恰好なその牛蒡は、煮込むとまるで芋のようにホクホクと柔らかくなり、えも言われぬ芳香を放つ極上の食材なのでした。
ワクワクしながら販売所に到着、早速店先を覗いてみると・・・・牛蒡が無い。
店番のおっちゃんに聞いてみると、なんと売り切れだそうな・・・トホホ。
仕方なくジャガイモやら辛味大根やらニンジンやらを買って撤収。
残念無念、あの牛蒡を今年はもう味わえないなんて。まあしゃーないね。
失意のまま走っているとポツポツ雨が落ちてきました。鶴峠も泣いてるぜ、という感じで「脚が攣る攣る鶴峠」の急勾配をクリア(車ですが)し、小菅村へin。
小菅村役場側の「原始村」で久々にソバなど食し、さてこれからどこへ行こうかと一思案。
雨は次第に激しくなってきており、さすがに青梅街道も空いているだろうということで丹波山村から柳沢峠方面へ。
青梅街道のこのあたりは紅葉真っ盛り。晴れた日なら車が数珠繋ぎになるのでしょうが、本降りになった雨のせいか道はガラガラ。
ゆったりと景色を楽しむことが出来ました。雨の紅葉もなかなかオツなものです。
途中「関東一の心霊スポット」と言われる花魁淵で小休止。
冷雨のそぼ降る薄暗い花魁淵はなんとも言えない物悲しい雰囲気で、一人では絶対に来たくない感が充満していました。
実際に花魁が大量虐殺された現場はここでは無いらしいですが。
更に上ってようやく柳沢峠。
気温は2℃。雨は夜更け前に雪へと変わってしまいました。
駐車場のトイレには、ちょっと前に出会い系サイトで知り合ったシャブ中男にこの辺りで車から放り出されて消息を絶った少女の情報を求める貼紙が。
そういえばそんな事件もありましたね。
本当はここから塩山へ下りて中央道で帰ろうかとも思ったのですが、既に時刻は3時過ぎ。雪も降り出したし、もうそんな余裕かましてるバヤイではなく来た道を引き返し、「のめこい湯」で一休み。
「のめこい湯」は今回初めて入りましたが、この近辺にある日帰り温泉(小菅の湯とかさわらびの湯もえぎの湯とか)の中では一番良い感じです。
入浴料600円という安さも最高。ただしここも自治体の運営なので終わるのが早い(夏場は6時、冬場は5時で受付終了)のが難点です。
併設の土産物屋も5時には終わってしまうようで、さすがのお役所仕事に脱帽。
湯から上がってきたらもうあたりは真っ暗。
時折現れるローリング族っぽい車をやりすごしながらテクテクと帰ってきました。
ちなみに、牛蒡は丹波渓谷沿いの露店で購入できました!
1m近い長さの極太な見るからに美味しそうなゴボウ7本で1,500円とまずまずのお値段。
早速ニンジン(西原の販売所で購入)、厚揚(棡原の豆腐屋で購入)、コンニャク(丹波渓谷の露店で購入)と一緒に炊いてみたらこれが大当たり、めちゃくちゃ美味しくて大満足でした。
さらに西原の販売所で買った大粒の渋柿で、
干し柿を作成してみました。
学生時代、学校の側の田んぼの脇に成っていた腐りかけの柿で自作した干し柿を食べて3週間寝込んだ経験のあるワタシですが、今回の柿はキレイなので大丈夫でしょう。
出来上がりが楽しみです。
車で。
11月24日(月)、祝日。
前日の西伊豆山岳ツアーの影響で眠くて仕方ない中、毎年恒例の「小菅村へ美味しい牛蒡を買いに行こうツアー」を挙行。
先週のテツレンの時に「来週は鶴峠へゴボウを買いにいく」と言うとみなさん「なんでわざわざそんな遠くまでゴボウなんか買いに?」みたいな反応でしたが、美味しいゴボウは本当に美味しいんです。万里の波濤を越えても買いに行く価値は十分あるんですよマジで。
朝はゆったりと9時過ぎに出発。
まずは渋滞を避けるべく陣馬街道から和田峠を目指します。
当日はどこの天気予報でも完全無欠の雨予報が出まくっていたせいか、連休最終日にしては甲州街道も陣馬街道も車は少なめ。
サクっと夕焼け小焼けまでたどり着きました。
ちなみにこのちょっと手前まで妻の運転。最近は街中の一般道ならだいぶ安心して横に乗っていられるようになりました。
あとは狭いワインディングと車庫入れ・車庫出しだな。
夕焼け小焼けは駐車場の紅葉がキレイです。
和田峠はさすがに妻の運転では死にそうなので私がチェンジ。
車で走ってみると「よくこんな勾配のところを自転車で登るねアホじゃなかろか」とあらためて思ってしまいます。今回は雨予報のせいか自転車はゼロ。峠のオババの店も、数人のトレッキング風の人が居るだけで閑散としていました。
峠から少し藤野側に下ったところ、小川に架かる橋のたもとにある紅葉。
橋の名前はズバリ「楓橋」だそうです。橋が先に出来て後から楓を植えたのか、はたまたその逆か。
そういえば今年は和田峠に自転車では3回ほど上りましたが、藤野側には一度も下っていなかったかも。
さらに、藤野側から最後に上ったのは多分もう5年くらい前。
たまにはこっちから上ってみたいものです。勾配は八王子側よりもややゆるやかで距離が多少長いので、こっちのほうがヒルクラの練習にはなります。
八王子側は、どっちかというと根性を鍛えるところですね。
しばらくすると藤野駅方面・上野原方面の分岐を過ぎ、甲武トンネルからの道に合流。
甲武トンネル方面はまだ通行止が続いているようです。
棡原の集落を過ぎて少し行ったところでふと道の脇の民家を見ると、サルの群れが屋根やら窓やらを我が物顔で駆け回り、庭の柿の木に上っては柿の実を食べ散らかしています。
農作物なんかも荒らされるんだろうなあ。こりゃ、住民は大変だなあ。
自民党のカンバンを凝視するサル。
そこから少し行ったところにある豆腐屋で極上の豆乳プリンなど買って食しつつ(ここの豆腐、厚揚、ガンモも最高です)、さらにしばらく走ると田和峠。
地図にも載っていないような小さな峠ですが、峠の近くにはこじんまりとしているけれどとても美しい紅葉スポットがあります。
しばし紅葉を楽しんだらいよいよメインイベントの美味しい牛蒡を目指して西原の集落へ。
この西原の農産物販売所で4年ほど前に初めて買った牛蒡の味が忘れられず毎年来ているのです。
スーパーなどで売っているものと比べるとゴツゴツしていて太く、不恰好なその牛蒡は、煮込むとまるで芋のようにホクホクと柔らかくなり、えも言われぬ芳香を放つ極上の食材なのでした。
ワクワクしながら販売所に到着、早速店先を覗いてみると・・・・牛蒡が無い。
店番のおっちゃんに聞いてみると、なんと売り切れだそうな・・・トホホ。
仕方なくジャガイモやら辛味大根やらニンジンやらを買って撤収。
残念無念、あの牛蒡を今年はもう味わえないなんて。まあしゃーないね。
失意のまま走っているとポツポツ雨が落ちてきました。鶴峠も泣いてるぜ、という感じで「脚が攣る攣る鶴峠」の急勾配をクリア(車ですが)し、小菅村へin。
小菅村役場側の「原始村」で久々にソバなど食し、さてこれからどこへ行こうかと一思案。
雨は次第に激しくなってきており、さすがに青梅街道も空いているだろうということで丹波山村から柳沢峠方面へ。
青梅街道のこのあたりは紅葉真っ盛り。晴れた日なら車が数珠繋ぎになるのでしょうが、本降りになった雨のせいか道はガラガラ。
ゆったりと景色を楽しむことが出来ました。雨の紅葉もなかなかオツなものです。
途中「関東一の心霊スポット」と言われる花魁淵で小休止。
冷雨のそぼ降る薄暗い花魁淵はなんとも言えない物悲しい雰囲気で、一人では絶対に来たくない感が充満していました。
実際に花魁が大量虐殺された現場はここでは無いらしいですが。
更に上ってようやく柳沢峠。
気温は2℃。雨は夜更け前に雪へと変わってしまいました。
駐車場のトイレには、ちょっと前に出会い系サイトで知り合ったシャブ中男にこの辺りで車から放り出されて消息を絶った少女の情報を求める貼紙が。
そういえばそんな事件もありましたね。
本当はここから塩山へ下りて中央道で帰ろうかとも思ったのですが、既に時刻は3時過ぎ。雪も降り出したし、もうそんな余裕かましてるバヤイではなく来た道を引き返し、「のめこい湯」で一休み。
「のめこい湯」は今回初めて入りましたが、この近辺にある日帰り温泉(小菅の湯とか
入浴料600円という安さも最高。ただしここも自治体の運営なので終わるのが早い(夏場は6時、冬場は5時で受付終了)のが難点です。
併設の土産物屋も5時には終わってしまうようで、さすがのお役所仕事に脱帽。
湯から上がってきたらもうあたりは真っ暗。
時折現れるローリング族っぽい車をやりすごしながらテクテクと帰ってきました。
ちなみに、牛蒡は丹波渓谷沿いの露店で購入できました!
1m近い長さの極太な見るからに美味しそうなゴボウ7本で1,500円とまずまずのお値段。
早速ニンジン(西原の販売所で購入)、厚揚(棡原の豆腐屋で購入)、コンニャク(丹波渓谷の露店で購入)と一緒に炊いてみたらこれが大当たり、めちゃくちゃ美味しくて大満足でした。
さらに西原の販売所で買った大粒の渋柿で、
干し柿を作成してみました。
学生時代、学校の側の田んぼの脇に成っていた腐りかけの柿で自作した干し柿を食べて3週間寝込んだ経験のあるワタシですが、今回の柿はキレイなので大丈夫でしょう。
出来上がりが楽しみです。
by namifujisan
| 2008-11-28 16:37
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