2008年 11月 26日
西伊豆の峠はチェーンリングも砕く |
23日(日)はお店の月一ロングラン企画で西伊豆方面へ。
まずは朝5時半に店の前に集合して車に分乗(K泉さん運転ありがとうございました)、未明の東名を飛ばして一路沼津インターへ。
インターを降りてすぐの7-11で一旦全員集合してから本集合地の「道の駅 伊豆洋ランパーク」へGO。
7-11で朝食など物色しているとBolaジャージに身を包んだひさ2氏登場。
「自走にしては早いね!」
「まさか・・・車ですよ!」
などという会話をかわしているとテツ団長とヒロ会長も登場。普通の服を着ていたので、
「自走にしてはラフな格好ですね!」
「車ですよ!」
などというお約束の会話でおはようございます。
昨日の情報では、Bola系の皆様が往復自走で来襲!という噂だったのですが、そりゃそうですよね。
完全自走で往復だと400km近い距離で獲得標高4,000m近くなるでしょうから、さすがに日帰りじゃ無理ですね。
みなさん買い物を終えたところで洋ランパークへ移動。
この道の駅はいつも日本CSCへ向けて国道から左折するポイントのすぐ側なのですが、今までこんな施設があるなんて全然知りませんでした。
サクっと着替えて自転車準備して、いつものように3班に分けて9:00ちょうどに出発。
朝はかなりの冷え込みだったので私の装備は完全真冬仕様(ウィンドブレークジャージ+長タイツ+真冬グルーブ+真冬シューズカバー。
しかし、さすがは南国伊豆。陽が上ってくるに従い気温はどんどん上昇、かなり暑くなってきます。失敗だ。上りは汗だくを覚悟します。
今回の1班は、「超絶オールラウンダー・tak9000さん」、 「強烈クライマーズ・ Hiro会長さん、tetsuさん、ひさ2さん」というBolaチームの強力な面々にわがチームの「Aクラス様(副級だけどな)・Y氏」を初めとする面々(Y氏、Zero氏、datomi氏、dabe氏、ワタシ)の5人を合わせた総勢9名。
なんだか、顔ぶれを見ているだけで心拍が上がってきそうな濃いメンツですね、ワタシ以外は。
この時点で「秋の西伊豆紅葉ワクワクツーリング」は諦めました。
まずは国道136号を南下、修善寺温泉方面へ。
途中、先発組の2班・3班と合流して50名近い大集団で修善寺の温泉街に突入。
狭い温泉街を抜けるといよいよ本日最初の1級山岳・戸田(へだ)峠へin。
この峠は、稜線上の2車線路に合流する前の細いクネクネ道がなかなかキツイ。
道が次第に勾配を上げていくと、「最初だけは背中を見せとくか!」とスプリンターzero氏がアタック。
それを待っていたかのようにtak9000氏、tetsu氏、Hiro氏、ひさ2氏のクライマー達がスイスイ先行。datomi氏も喰らい着いていっているようだ。
オールラウンドに弱い私は当然お見送り。さようなら。
更に上がり続ける勾配にあえぎながらY氏と一緒にクネクネ区間を登りきり、修善寺の街から上がってきた2車線路に合流。
これで多少勾配が緩くなったものの、既に脚は完全に売り切れ寸前、次第にY氏との距離が離れていく。
すぐにzero氏の背中が見えるものの最後まで追いつけず(Y氏は追い抜いていきました)、青息吐息で休憩ポイントの達磨山レストハウスに到着!
と思ったら誰も居ない。
先に着いたY氏、zero氏もキョロキョロ辺りを見回しているが、やはり誰も居ないとわかるとおもむろにY氏がさらに上にある戸田峠に向けて出発。ZERO氏も続く。
マジですか・・・ここで休めると思ってがんばってきたのに。
仕方なく私も再出発・・・しかし一度切れた心の糸はもう繋がりません。後はノロノロと這うように上って戸田峠(770m)に到着。
あ゛ー、もうしんどい。しかも寒い。寒すぎる。
でも、ようやく真冬装備の真価が発揮されたのでちょっと嬉しい。
戸田峠の碑(バス停のように見えるのは気のせい)を囲んでセルフタイマーにてパチリ。
寒いのでサッサと行きましょう、ということで出発。
ここからは「西伊豆スカイライン」という数年前まで有料道路だった尾根筋の道を南下。
先日試走したY氏いわく「下り基調な道」のはずなのに何故か目の前には長い上りが見える。
まー、気のせいに違いないと思いつつ上って、上って、少し下って、さらに上って・・・ってどこが下り基調やねん。騙された。
上りの途中で富士山が望める絶好のポイントがあったので一旦停止して写真撮影。
天気最高。富士山最高。やっぱり伊豆はいいなあ。
でも、後でみなさんに「富士山バックに走ってるとこ激写したぜ!」と言うと「え?富士山なんてどこで見えました?」だそうで。
みなさん目が三角になりすぎですよ!
せっかくこんなキレイな場所走ってるんだから景色も楽しまなくちゃ。
道は次第に、というかようやく下り基調に。澄み切った空気とキレイな景色の中でしばし快適なダウンヒルを楽しむと土肥峠。ここから西伊豆スカイラインを外れて土肥の街に向けて一気に下ります。
ここも快適なダウンヒル区間なのですが、大型観光バスに遮られてノロノロと進まざるを得ず。
11時半頃に土肥の街に到着、道沿いのファミマでちょっと早い昼食タイム。
各自適当にメシを購入して駐車場でパクついていると2班も到着、しばし歓談。
今回の私の自転車はLOOK号。そのフレームを見て同じくLOOKのフレームに乗るtak9000さんに「それ、ジャラベールが乗ってたやつですよね?」と聞かれる。
ジャラベールが乗ってたのは381で、私のフレームは281なので一つ古い年式になるのですが、見た目はほぼ同じ。自分の自転車のことをわかってくれる人がいるというのはうれしいものです。
昼食タイムをサクっと切り上げて一路本日のメインイベント、海抜0メートルから900mまで一気に10kmほどで上る超級山岳・仁科峠へ向かいます。
まずは海岸線のゆるやかなアップダウンを宇久須まで。
当然この区間がリエゾン区間になるわけなどなく、スタート即アタックをかますzero氏に引き摺られて全員猛ダッシュ。
ウプッ、サンドウィッチが食道を逆流してきそうだぜ。
結局宇久須の仁科峠上り口にあるコンビニまでずーっとダッシュし続け、死にそうになりました。
もうこれで脚は完全に終了。
仁科峠は、先行するtak9000氏、Hiro氏、zero氏、ひさ2氏、Y氏、datomi氏などを追いかける気力さえなくお見送り。
まあボチボチ行きますか、とヨチヨチ上り始めるも、次第に凶暴化していく勾配の前にはそんな甘い考えは一瞬で粉砕され、歯を食いしばりつつ上ります。
ところどころに現れる「10%」「12%」「14%」などというフザケた標識を見ないフリしながら、ひたすら続く苦行のごとき上りに悶え苦しみます。
一番キツイ谷筋から尾根筋に上がる中盤あたり、サイコンで確認した最大斜度は17%。
そんな凶暴な坂を延々9km上るとようやく右上にゴールである牧場の建物が見えてきます。
先着していたY氏と、30秒くらい前に到着したzeroさんに迎えられてようやくゴール。
冗談抜きで死にそうです。自転車から降りた瞬間にまず右足が、その直後に左足が攣り、しばしその場で悶絶。
あんなところから上ってきたのね・・・。
シンガリのdabe氏。富士チャレ以降の不摂生のツケが重くのしかかっているらしい。
牧場のレストハウスでおいしいソフトクリームなど食べつつしばし脚を休めたら本当の仁科峠へ向けてgo!
峠までの残り距離は1kmほど。勾配もゆるやかなのでtetsu氏、zero氏とゆっくり進みます。
途中にはこんな仰天オブジェもあったりして、飽きません。というか、怖い。ちなみに鹿です。
そして仁科峠。吹きすさぶ風が激烈に寒いけど、景色は超絶的に美しいです。
ここからは国道414号まで一気にダウンヒル。クネクネ細く見通しは悪いけど、みなさんガンガン下っていきます。私はちょっとビビってしまい、かなり遅れてしまいました。
414号にぶつかったらちょっと南下して最後の3級山岳・国士峠への分岐にin。
その手前で信号待ちしている時、ひさ2さんから「ナミフジさん、そのチェーンリング、わざとですか?」と唐突に聞かれる。
何のこと?とチェーンリングを見てみると・・・・チェーンリングボルトが2本脱落していました。
すなわち、3本のボルトだけでかろうじてチェーンリングがクランクに止まっている状態。
リングを触ってみるとグラグラする。
わざとなわけないやん。これ、かなりヤバくね?(語尾上げ気味で)
しかし、もう残り距離も短いし、とりあえず大丈夫だろうということでそのまま出発。
国士峠は、今朝から越えてきた2つの峠に比べればはるかに小粒ながら、仁科峠で完全に終了した私の脚には相当に厳しく、結局完全に置いていかれて単独で峠通過。辛い。
下って旅館の裏庭みたいなところで一旦集合している時にひさ2氏の後輪がグラグラしているのを発見したらしく、みんなであれやこれやと原因究明を試みるも解決せず、しかたなくひさ2氏の「青空ハブばらしショー」のご開帳。
それにしてもカンパのハブって、ハブスパナ無しで6角レンチ2本だけでバラせるんですね。
これはなかなか素晴らしい実戦仕様です。ヨーロッパのメカニックはカンパを好むというのも頷けます。
外したパーツ類は砂が付かないように「木の葉」に乗せて。
結局、ベアリングの玉が何故か内側に落ち込んでしまっていたのが原因だったようで、玉をちゃんとリテーナーにセットして組みなおしたら普通に戻ったようで何よりでした。
さあ、あとは下りオンリーで一気にスタート地点の洋ランパークまで。
今までの辛い上りの鬱憤を晴らすかのようにみんなガンガン飛ばします。
ここはやはりzero氏、Y氏のスプリンターコンビの活きが良い!
最後だし、私も負けじとガンガン踏みます。チェーンリングも砕けよ!とばかりに踏む踏む!
と、本当にチェーンリングが砕けました!
踏み込んだ瞬間いきなり「ピキーン」という金属音が響き渡ると同時にチェーンが空回り。
貴重なXTRの5アーム用48Tは、変速ピンが埋まっているところから見事にパッキリと真っ二つ。
やはりボルト3本ではダメだったか。 ってアタリマエですね。
青空ハブ整備とか、チェーンリング断裂とか、普段滅多にお目にかかれないトラブルを目の当たりにできた皆さんは幸せ者ですよ!
というわけでその後はインナー固定で残り10kmほどの区間をマンガのようにクルクルと。
すると何故かみなさんも私に同調してくれ、全員でインナークルクル選手権を開催。
平均140~160rpmでグルングルンぶん回す集団はさぞかし不思議な光景だったことでしょう。
でも、いい練習になりました。冬はやっぱり回転練習だね!
というわけでなんとか無事に洋ランパークにゴールイン。
とりあえず笑って済ませられる程度のトラブルでしたが、一歩間違えば重大な事故になりかねない類の話。
やっぱり事前のメンテはちゃんとやらなきゃダメですね。
それから着替えてみんなで最寄のステーキ屋(サラダ・スープ・ライス・アイス・みかん食べ放題)でたらふく食って解散。
帰りは激しい渋滞に巻き込まれ、6時過ぎに出発したものの結局家に帰ったのは12時前。
この渋滞が一番疲れたような・・・。
参加されたみなさん、お疲れ様でした。
やっぱり仲間と走ると楽しいね!
まずは朝5時半に店の前に集合して車に分乗(K泉さん運転ありがとうございました)、未明の東名を飛ばして一路沼津インターへ。
インターを降りてすぐの7-11で一旦全員集合してから本集合地の「道の駅 伊豆洋ランパーク」へGO。
7-11で朝食など物色しているとBolaジャージに身を包んだひさ2氏登場。
「自走にしては早いね!」
「まさか・・・車ですよ!」
などという会話をかわしているとテツ団長とヒロ会長も登場。普通の服を着ていたので、
「自走にしてはラフな格好ですね!」
「車ですよ!」
などというお約束の会話でおはようございます。
昨日の情報では、Bola系の皆様が往復自走で来襲!という噂だったのですが、そりゃそうですよね。
完全自走で往復だと400km近い距離で獲得標高4,000m近くなるでしょうから、さすがに日帰りじゃ無理ですね。
みなさん買い物を終えたところで洋ランパークへ移動。
この道の駅はいつも日本CSCへ向けて国道から左折するポイントのすぐ側なのですが、今までこんな施設があるなんて全然知りませんでした。
サクっと着替えて自転車準備して、いつものように3班に分けて9:00ちょうどに出発。
朝はかなりの冷え込みだったので私の装備は完全真冬仕様(ウィンドブレークジャージ+長タイツ+真冬グルーブ+真冬シューズカバー。
しかし、さすがは南国伊豆。陽が上ってくるに従い気温はどんどん上昇、かなり暑くなってきます。失敗だ。上りは汗だくを覚悟します。
今回の1班は、「超絶オールラウンダー・tak9000さん」、 「強烈クライマーズ・ Hiro会長さん、tetsuさん、ひさ2さん」というBolaチームの強力な面々にわがチームの「Aクラス様(副級だけどな)・Y氏」を初めとする面々(Y氏、Zero氏、datomi氏、dabe氏、ワタシ)の5人を合わせた総勢9名。
なんだか、顔ぶれを見ているだけで心拍が上がってきそうな濃いメンツですね、ワタシ以外は。
この時点で「秋の西伊豆紅葉ワクワクツーリング」は諦めました。
まずは国道136号を南下、修善寺温泉方面へ。
途中、先発組の2班・3班と合流して50名近い大集団で修善寺の温泉街に突入。
狭い温泉街を抜けるといよいよ本日最初の1級山岳・戸田(へだ)峠へin。
この峠は、稜線上の2車線路に合流する前の細いクネクネ道がなかなかキツイ。
道が次第に勾配を上げていくと、「最初だけは背中を見せとくか!」とスプリンターzero氏がアタック。
それを待っていたかのようにtak9000氏、tetsu氏、Hiro氏、ひさ2氏のクライマー達がスイスイ先行。datomi氏も喰らい着いていっているようだ。
オールラウンドに弱い私は当然お見送り。さようなら。
更に上がり続ける勾配にあえぎながらY氏と一緒にクネクネ区間を登りきり、修善寺の街から上がってきた2車線路に合流。
これで多少勾配が緩くなったものの、既に脚は完全に売り切れ寸前、次第にY氏との距離が離れていく。
すぐにzero氏の背中が見えるものの最後まで追いつけず(Y氏は追い抜いていきました)、青息吐息で休憩ポイントの達磨山レストハウスに到着!
と思ったら誰も居ない。
先に着いたY氏、zero氏もキョロキョロ辺りを見回しているが、やはり誰も居ないとわかるとおもむろにY氏がさらに上にある戸田峠に向けて出発。ZERO氏も続く。
マジですか・・・ここで休めると思ってがんばってきたのに。
仕方なく私も再出発・・・しかし一度切れた心の糸はもう繋がりません。後はノロノロと這うように上って戸田峠(770m)に到着。
あ゛ー、もうしんどい。しかも寒い。寒すぎる。
でも、ようやく真冬装備の真価が発揮されたのでちょっと嬉しい。
戸田峠の碑(バス停のように見えるのは気のせい)を囲んでセルフタイマーにてパチリ。
寒いのでサッサと行きましょう、ということで出発。
ここからは「西伊豆スカイライン」という数年前まで有料道路だった尾根筋の道を南下。
先日試走したY氏いわく「下り基調な道」のはずなのに何故か目の前には長い上りが見える。
まー、気のせいに違いないと思いつつ上って、上って、少し下って、さらに上って・・・ってどこが下り基調やねん。騙された。
上りの途中で富士山が望める絶好のポイントがあったので一旦停止して写真撮影。
天気最高。富士山最高。やっぱり伊豆はいいなあ。
でも、後でみなさんに「富士山バックに走ってるとこ激写したぜ!」と言うと「え?富士山なんてどこで見えました?」だそうで。
みなさん目が三角になりすぎですよ!
せっかくこんなキレイな場所走ってるんだから景色も楽しまなくちゃ。
道は次第に、というかようやく下り基調に。澄み切った空気とキレイな景色の中でしばし快適なダウンヒルを楽しむと土肥峠。ここから西伊豆スカイラインを外れて土肥の街に向けて一気に下ります。
ここも快適なダウンヒル区間なのですが、大型観光バスに遮られてノロノロと進まざるを得ず。
11時半頃に土肥の街に到着、道沿いのファミマでちょっと早い昼食タイム。
各自適当にメシを購入して駐車場でパクついていると2班も到着、しばし歓談。
今回の私の自転車はLOOK号。そのフレームを見て同じくLOOKのフレームに乗るtak9000さんに「それ、ジャラベールが乗ってたやつですよね?」と聞かれる。
ジャラベールが乗ってたのは381で、私のフレームは281なので一つ古い年式になるのですが、見た目はほぼ同じ。自分の自転車のことをわかってくれる人がいるというのはうれしいものです。
昼食タイムをサクっと切り上げて一路本日のメインイベント、海抜0メートルから900mまで一気に10kmほどで上る超級山岳・仁科峠へ向かいます。
まずは海岸線のゆるやかなアップダウンを宇久須まで。
当然この区間がリエゾン区間になるわけなどなく、スタート即アタックをかますzero氏に引き摺られて全員猛ダッシュ。
ウプッ、サンドウィッチが食道を逆流してきそうだぜ。
結局宇久須の仁科峠上り口にあるコンビニまでずーっとダッシュし続け、死にそうになりました。
もうこれで脚は完全に終了。
仁科峠は、先行するtak9000氏、Hiro氏、zero氏、ひさ2氏、Y氏、datomi氏などを追いかける気力さえなくお見送り。
まあボチボチ行きますか、とヨチヨチ上り始めるも、次第に凶暴化していく勾配の前にはそんな甘い考えは一瞬で粉砕され、歯を食いしばりつつ上ります。
ところどころに現れる「10%」「12%」「14%」などというフザケた標識を見ないフリしながら、ひたすら続く苦行のごとき上りに悶え苦しみます。
一番キツイ谷筋から尾根筋に上がる中盤あたり、サイコンで確認した最大斜度は17%。
そんな凶暴な坂を延々9km上るとようやく右上にゴールである牧場の建物が見えてきます。
先着していたY氏と、30秒くらい前に到着したzeroさんに迎えられてようやくゴール。
冗談抜きで死にそうです。自転車から降りた瞬間にまず右足が、その直後に左足が攣り、しばしその場で悶絶。
あんなところから上ってきたのね・・・。
シンガリのdabe氏。富士チャレ以降の不摂生のツケが重くのしかかっているらしい。
牧場のレストハウスでおいしいソフトクリームなど食べつつしばし脚を休めたら本当の仁科峠へ向けてgo!
峠までの残り距離は1kmほど。勾配もゆるやかなのでtetsu氏、zero氏とゆっくり進みます。
途中にはこんな仰天オブジェもあったりして、飽きません。というか、怖い。ちなみに鹿です。
そして仁科峠。吹きすさぶ風が激烈に寒いけど、景色は超絶的に美しいです。
ここからは国道414号まで一気にダウンヒル。クネクネ細く見通しは悪いけど、みなさんガンガン下っていきます。私はちょっとビビってしまい、かなり遅れてしまいました。
414号にぶつかったらちょっと南下して最後の3級山岳・国士峠への分岐にin。
その手前で信号待ちしている時、ひさ2さんから「ナミフジさん、そのチェーンリング、わざとですか?」と唐突に聞かれる。
何のこと?とチェーンリングを見てみると・・・・チェーンリングボルトが2本脱落していました。
すなわち、3本のボルトだけでかろうじてチェーンリングがクランクに止まっている状態。
リングを触ってみるとグラグラする。
わざとなわけないやん。これ、かなりヤバくね?(語尾上げ気味で)
しかし、もう残り距離も短いし、とりあえず大丈夫だろうということでそのまま出発。
国士峠は、今朝から越えてきた2つの峠に比べればはるかに小粒ながら、仁科峠で完全に終了した私の脚には相当に厳しく、結局完全に置いていかれて単独で峠通過。辛い。
下って旅館の裏庭みたいなところで一旦集合している時にひさ2氏の後輪がグラグラしているのを発見したらしく、みんなであれやこれやと原因究明を試みるも解決せず、しかたなくひさ2氏の「青空ハブばらしショー」のご開帳。
それにしてもカンパのハブって、ハブスパナ無しで6角レンチ2本だけでバラせるんですね。
これはなかなか素晴らしい実戦仕様です。ヨーロッパのメカニックはカンパを好むというのも頷けます。
外したパーツ類は砂が付かないように「木の葉」に乗せて。
結局、ベアリングの玉が何故か内側に落ち込んでしまっていたのが原因だったようで、玉をちゃんとリテーナーにセットして組みなおしたら普通に戻ったようで何よりでした。
さあ、あとは下りオンリーで一気にスタート地点の洋ランパークまで。
今までの辛い上りの鬱憤を晴らすかのようにみんなガンガン飛ばします。
ここはやはりzero氏、Y氏のスプリンターコンビの活きが良い!
最後だし、私も負けじとガンガン踏みます。チェーンリングも砕けよ!とばかりに踏む踏む!
と、本当にチェーンリングが砕けました!
踏み込んだ瞬間いきなり「ピキーン」という金属音が響き渡ると同時にチェーンが空回り。
貴重なXTRの5アーム用48Tは、変速ピンが埋まっているところから見事にパッキリと真っ二つ。
やはりボルト3本ではダメだったか。 ってアタリマエですね。
青空ハブ整備とか、チェーンリング断裂とか、普段滅多にお目にかかれないトラブルを目の当たりにできた皆さんは幸せ者ですよ!
というわけでその後はインナー固定で残り10kmほどの区間をマンガのようにクルクルと。
すると何故かみなさんも私に同調してくれ、全員でインナークルクル選手権を開催。
平均140~160rpmでグルングルンぶん回す集団はさぞかし不思議な光景だったことでしょう。
でも、いい練習になりました。冬はやっぱり回転練習だね!
というわけでなんとか無事に洋ランパークにゴールイン。
とりあえず笑って済ませられる程度のトラブルでしたが、一歩間違えば重大な事故になりかねない類の話。
やっぱり事前のメンテはちゃんとやらなきゃダメですね。
それから着替えてみんなで最寄のステーキ屋(サラダ・スープ・ライス・アイス・みかん食べ放題)でたらふく食って解散。
帰りは激しい渋滞に巻き込まれ、6時過ぎに出発したものの結局家に帰ったのは12時前。
この渋滞が一番疲れたような・・・。
参加されたみなさん、お疲れ様でした。
やっぱり仲間と走ると楽しいね!
by namifujisan
| 2008-11-26 17:13
| 自転車