2008年 07月 09日
秘密兵器 |
これが最近導入した秘密兵器の正体です。
カンパニョーロの3rd グレード、CENTAURのカーボンクランク(50-34)。
クランク以外の駆動・変速系は全てシマノのままなので、いわゆる一つの「シマニョーロ」というやつです。
とはいえ、シマニョーロ玄人な方に言わせればこの程度のミックスコンポはシマニョーロとは言わないそうです。正統派(?)のシマニョーロは、変速レバーとディレーラーをミックスコンポしなければならないらしいです。
それはさておき、このクランク導入は大正解でした。
今のフレームを買ってからずっと(2006年5月~)使っていたシマノのFC-R700には特に不満は無かったのですが、やや気になる点が4つありました。
1.ホローテックⅡタイプBBのベアリングの回転の渋さ(旧式のオクタリンクBB比)。
2.高すぎる剛性(私のような貧脚にとっては)。
3.クランク軸付近の大ボリューム(Qファクターを詰めるとシューズの踵が摺りまくる)。
4.見た目がとにかくカッコ悪い。
とはいえ、サードパーティー製のクランクは変速性能に大いに問題があるらしいし、一様にシマノよりも激しく高いので、シマノ以外のクランクを使うという選択肢を採る気にはなれず、気になりつつも「仕方ないな。」と諦めていたのです。
そんな時、カンパの「シマノユーザー向け対策会社」フルクラムから、シマノ用と銘打って発売されたクランク「レーシングトルクシリーズ」。変速性能はシマノ純正と遜色無く、さらにクランクアームの剛性はややマイルドで脚に優しいと評判ですね。
これが実はクランクアームの形状からチェーンリングの刃先加工までほとんどカンパのクランクと変わらないらしく(実際、両者を比べてみましたが本当にその通りでした)、実はカンパのクランクもシマノのディレーラーでそのまま使えるらしいということがわかり、お値段もケンタウルならばフルクラムの安い方より更に若干安いし、それならばと導入することに決めたのでした。
まあ普通に考えれば公式にシマノ対応を謳っているフルクラムにするべきなのですが、フレームやパーツのカラーリングとのマッチング的にカンパの方が合っている気がしたので。
で、実際に使用してみたところ、
1.カンパのウルトラトルクBBシステムの回転のスムーズさは素晴らしいの一言!
2.クランクアームの剛性はR700比明らかにマイルドで脚に優しい!
3.クランク軸付近のボリュームが低く抑えられていて、踵が摺らなくなった!
4.見た目がカッコイイ!
すなわち、R700で気になっていた部分が全て解決されたのでした。
唯一心配だった変速性能も、シマノFDの取説通りにセッティングするとちょっと問題が出るのですが、若干アレンジしてやるとほぼシマノ純正と遜色ない性能を発揮してくれます。これは正直想定外でした。
特筆すべきはBBの回転の滑らかさ。
これは走り出してすぐに体感できるほどで、今までよりも高回転を保つのが楽になりました。
これは、シマノ方式と違いシールドカートリッジベアリングが剥き出し状態でクランク側に圧入され、BBカップは単にそのベアリングを受けるだけという簡素なシステムのおかげでしょう。
ただ、シマノが回転の滑らかさと引換えに強化した「防水性能」はほとんど考慮されていない(ように見える)ので、雨中走行の後はバラしてしっかりメンテする必要がありそうです。
まあ付け外しもシマノよりだいぶ簡単なので苦にはなりません。
クランクアームの剛性感は、決して弱いとかフニャフニャというわけではなく、高い剛性を持ちながら微妙なバネ感を残しているという感じ。
この絶妙な感じが長距離で効いてくるようで、明らかに脚が売り切れにくくなりました。
これはとても良い物です。
しかも77→78→79と、モデルチェンジの度に変に凝った宇宙的なデザインで醜悪さを増しているシマノのクランクと違い、古典的なクランクの造形美をベースの部分で踏襲しているカンパのデザインはとても美しくカッコイイ。惚れ惚れします。
今までカンパには「見た目はいいけど性能はイマイチ」という偏見を持っていたのですが、認識を改める必要がありますね。
サードパーティー製の、高いくせに性能の低いカーボンクランクを買うくらいなら絶対カンパがお得。これはオススメです。
ちなみにQファクターはシマノのR700より若干(1~2mm)狭いです。
カンパニョーロの3rd グレード、CENTAURのカーボンクランク(50-34)。
クランク以外の駆動・変速系は全てシマノのままなので、いわゆる一つの「シマニョーロ」というやつです。
とはいえ、シマニョーロ玄人な方に言わせればこの程度のミックスコンポはシマニョーロとは言わないそうです。正統派(?)のシマニョーロは、変速レバーとディレーラーをミックスコンポしなければならないらしいです。
それはさておき、このクランク導入は大正解でした。
今のフレームを買ってからずっと(2006年5月~)使っていたシマノのFC-R700には特に不満は無かったのですが、やや気になる点が4つありました。
1.ホローテックⅡタイプBBのベアリングの回転の渋さ(旧式のオクタリンクBB比)。
2.高すぎる剛性(私のような貧脚にとっては)。
3.クランク軸付近の大ボリューム(Qファクターを詰めるとシューズの踵が摺りまくる)。
4.見た目がとにかくカッコ悪い。
とはいえ、サードパーティー製のクランクは変速性能に大いに問題があるらしいし、一様にシマノよりも激しく高いので、シマノ以外のクランクを使うという選択肢を採る気にはなれず、気になりつつも「仕方ないな。」と諦めていたのです。
そんな時、カンパの「シマノユーザー向け対策会社」フルクラムから、シマノ用と銘打って発売されたクランク「レーシングトルクシリーズ」。変速性能はシマノ純正と遜色無く、さらにクランクアームの剛性はややマイルドで脚に優しいと評判ですね。
これが実はクランクアームの形状からチェーンリングの刃先加工までほとんどカンパのクランクと変わらないらしく(実際、両者を比べてみましたが本当にその通りでした)、実はカンパのクランクもシマノのディレーラーでそのまま使えるらしいということがわかり、お値段もケンタウルならばフルクラムの安い方より更に若干安いし、それならばと導入することに決めたのでした。
まあ普通に考えれば公式にシマノ対応を謳っているフルクラムにするべきなのですが、フレームやパーツのカラーリングとのマッチング的にカンパの方が合っている気がしたので。
で、実際に使用してみたところ、
1.カンパのウルトラトルクBBシステムの回転のスムーズさは素晴らしいの一言!
2.クランクアームの剛性はR700比明らかにマイルドで脚に優しい!
3.クランク軸付近のボリュームが低く抑えられていて、踵が摺らなくなった!
4.見た目がカッコイイ!
すなわち、R700で気になっていた部分が全て解決されたのでした。
唯一心配だった変速性能も、シマノFDの取説通りにセッティングするとちょっと問題が出るのですが、若干アレンジしてやるとほぼシマノ純正と遜色ない性能を発揮してくれます。これは正直想定外でした。
特筆すべきはBBの回転の滑らかさ。
これは走り出してすぐに体感できるほどで、今までよりも高回転を保つのが楽になりました。
これは、シマノ方式と違いシールドカートリッジベアリングが剥き出し状態でクランク側に圧入され、BBカップは単にそのベアリングを受けるだけという簡素なシステムのおかげでしょう。
ただ、シマノが回転の滑らかさと引換えに強化した「防水性能」はほとんど考慮されていない(ように見える)ので、雨中走行の後はバラしてしっかりメンテする必要がありそうです。
まあ付け外しもシマノよりだいぶ簡単なので苦にはなりません。
クランクアームの剛性感は、決して弱いとかフニャフニャというわけではなく、高い剛性を持ちながら微妙なバネ感を残しているという感じ。
この絶妙な感じが長距離で効いてくるようで、明らかに脚が売り切れにくくなりました。
これはとても良い物です。
しかも77→78→79と、モデルチェンジの度に変に凝った宇宙的なデザインで醜悪さを増しているシマノのクランクと違い、古典的なクランクの造形美をベースの部分で踏襲しているカンパのデザインはとても美しくカッコイイ。惚れ惚れします。
今までカンパには「見た目はいいけど性能はイマイチ」という偏見を持っていたのですが、認識を改める必要がありますね。
サードパーティー製の、高いくせに性能の低いカーボンクランクを買うくらいなら絶対カンパがお得。これはオススメです。
ちなみにQファクターはシマノのR700より若干(1~2mm)狭いです。
by namifujisan
| 2008-07-09 10:39
| 自転車